システム化した授業と研究指導によって「知的にたくましい」人材を育成。

所在地

石川キャンパス(先端科学技術研究科)
〒923-1292 石川県能美市旭台1-1
東京サテライト(先端科学技術研究科[東京社会人コース])
〒108-6019 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟19階

問合わせ先

学生募集係(石川キャンパス)
TEL:0761-51-1966
社会人教育係(東京サテライト)
TEL:03-5460-0831
入試係
TEL:0761-51-1177

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は大学院だけの国立大学

豊かな社会の基盤としての大学院

 真に豊かな社会を実現するためには、高度な学術や科学技術の知識を備えた人材が欠かせません。未曾有のスケールで変化している現代において、新しい問題を発見・解決し、社会の発展のための新しい価値を創造できる人材が求められており、大学院はそうした人材育成に重要な使命を担っています。我が国で最初の先端的な大学院教育・研究に特化した国立の大学として開学し、JAISTは、世界や社会の状況が大きく移り変わる中で、次々と発生する新しい課題と常に向き合ってきました。
 未知の課題に対応するために必要なものは、幅広い基本的な知識を体系的に身に付け、それらを活用して新しい知識を作り出す能力です。大学院レベルの教育では、特定の領域での方法論を別の領域にも活用していくことが重要となります。そのためにJAISTでは複数の専門を持てるような教育と研究を奨励しています。JAISTが目指すのは、こうした能力を身に付けて社会の要求に応えられる卓越した人材を輩出するための世界最高水準の教育と研究を提供する拠点となり、我が国や世界の発展に大きく貢献することです。


教育システムの特徴

知的たくましさを涵養するプログラム展開

1.知識科学的イノベーションデザイン教育
以下の3つを体系的・統合的に習得します。
 1.真のニーズや課題を探求し、新しいアイデアやコンセプトを創造する能力。
 2.要素技術と全体との相互作用を分析し、要求を実現するシステムをデザインする能力。
 3.技術・市場・組織・社会の知識をイノベーションに結び付ける知識マネジメント能力。

2.人間力強化プログラム
 「人間力」とは、「知的能力」、「社会対人能力」、「自己制御能力」の3要素からなり、本プログラムでは、知識科学の方法論に基づいた人間力強化の教育プログラムを、学術科目や広域科目の中で実施し、キーコンピテンシー(聴く力・考える力・伝える力・挑む力・進める力)を養成します。個々人の学習(方法論の双方向講義)、グループワーク(自律学習)、ダブルループラーニングによる学修を行います。

3.創出力強化プログラム
 「創出力」とは、「創造性」、「ものづくり」、「知識基盤社会」の3要素からなり、本プログラムでは、知識科学の方法論に基づいた専門知識を発展させることができる創出力の強化を、階層化された基幹科目や展開科目の履修及び研究指導の中で実施します。
 体系的な専門性を重視し、基幹科目、展開科目、先端科目を拡充して、学生が自律的に到達度を高められる教育を実践します。

段階的な履修指導

 入学後の最初のクォーターでは、入学前の専門分野と関わりなく研究室に「導入配属」し、語学を中心とする「学術科目」、幅広い教養の涵養やキャリア形成を支援する「広域科目」、入学前の学修歴に応じた「導入科目」を中心に幅広く履修します。その中で、自らのキャリア目標を明確化させ、知識科学、情報科学、マテリアルサイエンスのうち、どの学位の取得を目指すかを選択の上、研究指導を行う研究室に「展開配属」します。
 学生自らが指導教員とのコミュニケーションを通じて作成する「学修計画・記録書」に沿って指導を行うため、自らの専門性の螺旋化に資する「基幹科目」、自らの専門性の高度化を図る「展開科目」を体系的に履修できます。また、本人のキャリア目標、学修歴、研究計画等を踏まえ、異なる学位に対応した科目を修了要件に加えることも可能です。

先進的な研究指導

1.複数指導教員制
 学生1人に対して、主指導教員、副指導教員、副テーマ指導教員又はインターンシップ指導教員の3人が教育・研究の指導に当たります。さらに、研究室教育ポリシー等に沿って学修活動全般にわたる指導・相談に当たります。

2.主テーマ・副テーマ制
 専攻分野に関する主テーマ研究(修士論文研究又は修士課題研究、博士研究計画調査、博士論文研究)のほか、副テーマ研究において関連分野の知識等を修得し、幅広い視点から研究を行う能力を身に付けることができます。複数の研究テーマに取り組むことにより、多様な課題に対応する適応力や応用力を高めることができます。また、副テーマ研究に代えてインターンシップを選択することもできます。

3.キャリア目標等に応じた研究指導
 本人が求めるキャリア目標や学修歴などに応じ、グループワークによる副テーマ研究の実施、分野の異なる教員や産業界から招へいするURAとの協働、産業界へのインターンシップ、海外への研究留学などを経験し、目指す学位論文の作成を支援します。

修学目的に対応した教育プログラムの提供

 学生のキャリア目標の実現を支援するため、修学目的に対応した教育プログラムを提供しています。また、働きながら学びなおす社会人学生を支援し、東京社会人コース(東京サテライト)、長期履修など柔軟な履修を可能としています。

実効ある4月・10月入学制とクォーター制

 全ての入学者選抜で年2回(4・10月)の入学期を設定し、全ての授業科目を対象にクォーター制を導入しています。また、午前は専門教育科目を、午後は個別指導等に充てる「オフィスアワー」や語学等の学術科目、広域科目を配置し、段階的で短期間に効果的な履修を確保しています。


東京サテライトの概要

東京サテライトとは

 JAISTでは、東京近郊の居住者及び社会人の通学の利便性を高め、大学院への進学の場と機会を提供するため、東京にサテライトを開設しています。
 ここでの「学びの環境」は、仕事と学びを両立させる「職学近接」と「知的刺激」をコンセプトとしており、標準修業年限分の授業料で、博士前期課程は4年、博士後期課程は6年を最長期間として履修することができる「長期履修制度」、無理なく通える「平日夜間・土曜日曜集中講義」、アクセスしやすい「JR品川駅港南口に立地」等、「職(仕事場・仕事時間)」と「学(大学院・開講時間)」が近接することで、社会人学生が学びやすい環境を実現しています。
 東京サテライトでは社会人学生を対象に、以下の学修プログラムを提供しています。

●技術経営(MOT)プログラム(博士前期課程)
 技術経営(MOT: Management of Technology)は、技術を活用してイノベーションを実現することで企業における競争力につなげる経営のことを指します。JAISTにおける技術経営プログラムは、こうした経営ができる人材の育成、即ち「技術の分かる経営者、経営の分かる技術者」の育成を図ります。そのために、従来のMBAやMOTとは異なり、知識科学を基盤とした新しいMOTにより、科学と技術の融合、技術とサービスの統合などの次世代イノベーション・マネジメントに重点を置き、今後の技術経営の「背後にある原理や理論はどのようなものか」について研究し、新しい知見を実践に生かすことのできる教育プログラムを用意しています。

●サービス経営(MOS)プログラム(博士前期課程)
 サービス経営(MOS: Management of Service)プログラムでは、JAISTにおける技術経営(MOT)教育の経験を生かして、MOTの中でも近年ビジネスで特に付加価値や競争力の視点で重要になってきたサービスでいかにしてイノベーションを起こすかに焦点を当て、サービス・イノベーションを先導する人材の育成を行います。MOTプログラムでもサービスに注目した経営をカバーしていますが、サービス提供においては、人間についての理解をより深めたり、一方でIT(情報技術)の活用が重要な視点となることがあり、人間の行動を理解したり、経営者の視点でサービスのために情報技術をどのようにマネージするかについての教育プログラムを用意し、研究活動を通じた論文作成で学位取得に繋げるようになっています。

●医療サービスサイエンス(MSS)プログラム(博士前期課程)
 サービス分野の一つとして、病院経営など医療・介護ビジネスの重要性が社会的に高まっています。そのためには、医療分野に特化したサービスの在り方を考えることが有効で、サービス経営全般の知識を修得しながら新しい概念の「医療サービスサイエンス(MSS: Medical Service Science)」を理解し、これを経営で実践することのできる人材の育成を図ります。そしてMSSの概念を理解した上で研究活動を通じた論文作成を行うことで学位取得に繋げるようになっています。

●先端情報科学プログラム(博士前期課程・博士後期課程)
 本プログラムでは、様々な分野の社会人を対象として、情報科学的思考法、情報科学分野の先端知識とその基礎となる諸理論・技術を講義し、適切な演習により知識の応用力を養成します。さらに修士課程においては、修士論文研究又は課題研究等において、修得した知識を実践的な課題に適用し、研究活動を通じた論文作成で学位取得に繋げるようになっており、これらのカリキュラムにより、情報科学に関わる分野の広がりを常に最新の研究をもとに俯瞰できる先端情報科学人材を養成します。 また、博士課程においては、博士論文研究を通じて、情報科学に関する先端的な技術や方法を実践的な課題解決に応用する能力を身につけます。これらのカリキュラムにより、情報科学に関わる分野の広がりを常に最新の研究をもとに俯瞰でき、さらに技術イノベーションを自ら生み出すことのできる先端情報科学人材を養成します。なお、本プログラムには国立情報学研究所と連携した先端的なソフトウェア工学に関する講義群があります。

●先端知識科学プログラム(博士後期課程)
 先端科学技術研究科は、個人・組織・社会・自然の営みとして知識創造という視点から、人文科学・社会科学・認知科学・情報科学・システム科学分野の諸学問を再編・融合し、社会からの多様なニーズに応える教育・研究体制を整備しています。その一環として東京社会人コースでは、博士前期課程プログラムとして「技術経営(MOT)プログラム」「サービス経営(MOS)プログラム」「医療サービスサイエンス(MSS)プログラム」を用意し、実践現場での知を学術的に取り扱い知識創造につなげるための教育・研究活動を展開しています。これらを基盤としつつ、本プログラムは東京サテライトに設置する博士後期課程プログラムとして、知識科学全般にわたる高度な専門知識・技術を教授するとともに、高度な研究能力と実践力を持つ専門職および知識科学研究者の育成を目指します。

東京サテライトでの学修

 東京サテライトへの入学は社会人に限っており、産業界の最前線を支える向学心旺盛な30〜40歳代が約4分の3を占めています。敢えて外国人留学生の入学や石川キャンパス在学者の履修は認めず、授業は平日の夜間と土曜日曜に開講し、現職社会人に特化した実践的かつ先鋭的な大学院教育を行っており、東京都内に母校の大学院があっても本学を選択して入学した方も数多くいます。
 東京サテライトでは、授業、研究指導、自習等のスペース、書庫、事務室等を有するほか、すべての学修室にテレビ会議システムを設置し、教員が石川キャンパスにいても常時直接的な遠隔指導を可能としています。なお、東京社会人コースも標準修業年限は石川キャンパスと同一で、博士前期課程は2年、博士後期課程は3年です。
 なお、標準修業年限を超えて一定期間にわたり計画的に履修する長期履修制度(授業料総額は標準修業年限分)や、東京社会人コース(博士前期課程・博士後期課程)にあっては、学費の一部が公共職業安定所(ハローワーク)から還付される教育訓練給付制度の適用が認められる場合もあります。詳細は入学後に通知します。

北陸先端科学技術大学院大学
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学費
【博士前期課程】817,800円 (内入学金282,000 円)
【博士後期課程】817,800円 (内入学金282,000 円)